開国と開港
- ペリー…1853年に4隻の軍艦を率いて浦賀に来航し、幕府に開国を要求したアメリカ合衆国の使節。
- 日米和親条約…1854年に結ばれ、下田・函館の2港を開き、アメリカ船への補給を認めた条約。
- 日米修好通商条約…1858年に結ばれ、函館・神奈川(横浜)・長崎・新潟・兵庫(神戸)を開港し自由貿易を認めた条約。オランダ・ロシア・イギリス・フランスとも同様の条約が結ばれた。
- 領事裁判権…外国人を日本の裁判では裁かず、外国の領事が裁く権利。
- 関税自主権がない…輸入品にかける関税率を自国で決められない状態。
- 綿織物…開国後に安く輸入され、国内の業者が打撃を受けた品目。
- 生糸…開国後に大量輸出され、品不足で国内物価の上昇につながった品目。
- 尊王攘夷…幕府が朝廷の許可なく条約を結んだことなどを背景に広がった、天皇を尊び外国勢力を排除しようとする運動。
- 井伊直弼…反対派を安政の大獄で処罰し、1860年に桜田門外の変で暗殺された大老。
江戸幕府の滅亡
- 長州藩…1863年に下関海峡を通る外国船を砲撃し、翌年に外国艦隊の攻撃で下関砲台を占領された藩。
- 薩摩藩…生麦事件をきっかけにイギリスの報復攻撃を受け、その後イギリスに接近した藩。
- 薩長同盟…1866年に坂本龍馬の仲立ちで結ばれ、倒幕を目指す動きを強めた同盟。
- 大政奉還…1867年10月に徳川慶喜が政権を朝廷に返した政治上の措置。
- 王政復古の大号令…1867年12月に出され、天皇中心の政治への復帰を宣言した命令。
- 戊辰戦争…1868年の鳥羽・伏見の戦いから始まり、1869年の函館での旧幕府軍降伏で終わった内戦。
明治維新
- 五箇条の御誓文…1868年3月に、天皇が神に誓う形で示された新政府の基本方針。
- 版籍奉還…1869年に、藩主が治めていた土地と人民を朝廷に返させた改革。
- 廃藩置県…1871年に藩を廃して県を置き、県令や府知事を派遣する体制に改めた改革。
- 富国強兵…欧米列強に対抗するため、経済発展と軍事力強化を進める政策方針。
- 学制…1872年に公布され、近代的な教育の普及を目指して小学校教育を制度化した法令。
- 徴兵令…1873年に出され、満20歳以上の男子に兵役の義務を課した法令。
- 地租改正…1873年に始まり、土地の所有者と地価を定め地券を発行し、地価の3%相当の地租を現金で納めさせる税制改革。反対一揆を受け1877年に税率が2.5%へ引き下げられた。
- 現金…地租改正で、地租を納める方法として求められた支払い形態。
- 殖産興業…政府が近代的産業の育成を進めた政策方針。
- 富岡製糸場…官営模範工場として群馬県に建設された製糸工場。
- 新橋-横浜…1872年に鉄道が開通。
明治時代初期の文化
- 文明開化…明治初期に欧米文化を取り入れ、都市を中心に生活や社会が大きく変化した動き。
- 福沢諭吉…『学問のすゝめ』を著し、人間の平等と学問の必要性を説いた人物。
明治時代初期の外交政策
- 日清修好条規…1871年に日本と清が対等な立場で結んだ条約。
- 日朝修好条規…1876年に結ばれ、清の朝鮮に対する宗主権を否定し、日本側に有利な内容を含んだ条約。
- 樺太・千島交換条約…1875年に結ばれ、国境が不明確だったロシアとの間で領土を整理した条約。
- 屯田兵…明治初期に、北海道の開拓と防衛にあたった兵。
- 沖縄県…琉球藩が1879年に改められて成立した行政区分。
自由民権運動
- 征韓論…朝鮮の開国をめぐり、武力で開国を迫る主張。
- 板垣退助…征韓論の対立で政府を去り、国会開設を求める建白書提出の中心となった土佐藩出身の人物。
- 西南戦争…政府を去った西郷隆盛を中心に、1877年に鹿児島の士族らが起こした戦争。
- 自由民権運動…藩閥政治への批判を背景に、国民の政治参加や国会開設を求めて広がった運動。1880年に国会期成同盟が結成された。
- 自由党…1881年の国会開設の勅諭の後、板垣退助を党首として結成された政党。
- 立憲改進党…1882年に、大隈重信を党首として結成された政党。
立憲制国家
- 伊藤博文…1885年に内閣制度ができた際の初代内閣総理大臣。欧州で憲法を学び、憲法草案作成の中心となった人物。
- 大日本帝国憲法…1889年2月11日に、天皇が国民に与える形で発布された憲法。
- ドイツ(プロイセン/プロシャ)…大日本帝国憲法が影響を受けた、君主権の強い憲法。
- 貴族院…皇族・華族・天皇任命の議員からなり、衆議院とともに帝国議会を構成した院。
- 教育勅語…1890年に発布され、忠君愛国の道徳を示した文書。
条約改正と日清・日露戦争
- 帝国主義…19世紀後半から、列強が資源と市場を求めて軍事力で植民地を広げた動き。
- 領事裁判権…不平等条約で認められた、外国人を外国側の領事が裁く権利。
- 関税自主権…不平等条約で欠けていた、自国で関税を決める権利。
- 欧化政策…条約改正を目指し、鹿鳴館で舞踏会を開くなど西洋化を推し進めた政策。
- 領事裁判権の撤廃…1894年の日英通商航海条約で実現した改正点。
- 陸奥宗光…日英通商航海条約が結ばれた当時の外務大臣。
- 日清戦争…1894年の朝鮮での甲午農民戦争をきっかけに始まった戦争。
- 下関条約…日清戦争の講和条約として1895年に結ばれた条約。
- 遼東半島…下関条約で清が日本に割譲した地域の一つ。
- 台湾…下関条約で清が日本に割譲した地域の一つ(澎湖諸島も含む)。
- 三国干渉…ロシアがフランス・ドイツとともに遼東半島の返還を日本に勧告した出来事。
- 義和団事件(義和団の乱)…1899年に清で起きた外国勢力排除の運動。列強が共同出兵で鎮圧し、その後もロシアは満州に大軍をとどめた。
- 日英同盟…1902年に、日本とイギリスがロシアに対して利害を同じくして結んだ同盟。
- 日露戦争…1904年に日本とロシアの間で始まった戦争。
- ポーツマス条約…1905年に結ばれた日露戦争の講和条約。ロシアは韓国での日本の優先権を認め、旅順・大連の租借権、長春以南の鉄道利権、北緯50度以南の樺太を日本に譲ったが、賠償金は得られなかった。
- 日比谷焼き打ち事件…ポーツマス条約で賠償金が得られなかったことなどを背景に東京で起きた事件。
- 韓国併合…1910年に日本が行い、朝鮮総督府を設置して植民地支配を進めた。
- 関税自主権の回復…1911年のアメリカ合衆国との条約で完全回復し、条約改正が達成された。
- 小村寿太郎…1911年に関税自主権が完全回復した当時の外務大臣。
- 辛亥革命…1911年に起き、南京を首都とする中華民国の建国につながり、清の滅亡へ向かった革命。
- 孫文…三民主義(民族・民権・民生)を唱え、革命運動を指導し、中華民国の臨時大総統となった人物。
明治時代の社会
- 八幡製鉄所…北九州に建設され、1901年に操業開始した官営の製鉄所。
- 日清戦争の賠償金…八幡製鉄所の建設費の一部にあてられた。
- 財閥…産業革命の進行の中で、三井・三菱・住友などが金融や貿易など多方面に進出して形成。
- 生糸…まゆから作られる糸。製糸業の原料となるまゆは国内生産が中心だった。
- 輸入…紡績業の原料となる綿花の調達で中心となった形態。
- 田中正造…足尾銅山の鉱毒事件で、帝国議会で政府を追及するなど解決に尽力した人物。
明治時代の文化
- 樋口一葉…『にごりえ』『たけくらべ』を著した作家。
- 夏目漱石…『坊っちゃん』『吾輩は猫である』を著した作家。
- 森鷗外…『舞姫』を著した作家。
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